「走る豚」の幸せな生き方
こんにちは。熊本のママトコです。ママトコ(ママと子)は、「お母さんがこどもに安心して食べられる」優しく豊かな食生活を提案しているお肉屋さん&レストランです。ママトコレストランのメニューで大人気でもある熊本県産豚肉「走る豚」をこの度取材してきました!美味しい秘密が明らかに!
生産者の武藤さんは、「生きている間は豚の生き方を尊重させたい」という想いの中、豚舎にぎゅうぎゅうに入れて育てるのではなく、のびのび自由に放し飼いをして育てています。 広大な森に点在する放牧地で走り回っている豚を見ると、心が穏やかになってきます。武藤さんの話によると、豚のしっぽが「くるっ」となっているのは、調子が良い子だそうです。(私が取材した日は、みんな調子の良い子ばかりでした!)
養豚場だと「病気」を豚舎に入れないように、外気からしっかりと遮断をするようですが、この「やまあい村」では、放牧させることで自分自身の免疫力を上げ、自分で治すようです。健康で病気知らず、「抗生物質」「ホルモン剤不使用」の薬いらずの元気な豚ばかりです。私が取材した日は、冬の日でしたので、ひなたぼっこを楽しんでいる姿の豚があちらこちらに。養豚場ではできない「日光を浴びさせる」ことで、皮膚の中でビタミンDを作れるそうです!だから、走る豚の豚肉には「ビタミンDがたっぷり!」なんですね。納得。あと、日光浴をすることで気分が落ち込まなくなるとのこと。人間と同じですね。走る豚は、自由に放牧させているため、おなかが空いたら、草の根っこを食べたり、落ちているどんぐりを食べたり。そして、武藤さんが与えている飼料は、非遺伝子組み換えの食べ物ばかり。トウモロコシ、麦、米ぬか、熊本県大津のサツマイモを与えています。あと、「炭」も!「炭」を一緒に混ぜることで、乳酸菌を増やせるそうです!驚きです!!健康的な豚肉を食べることで、必然的に人間も健康になりますね。 広大な場所で、自然なものを好きなときに食べ、自由に動きまわって、疲れたら暖かいお日様の下でお昼寝する。
「ここで育てられる豚たちはなんて幸せなんだろう。」 と思わずにはいられませんでした。 私たちの食生活のために生きている動物たちの一生が幸せかどうか。 「美味しい」だけでなく、動物たちの「生き方」「育て方」にも私たちママトコと同じようにたくさんの方に共感していただけたら嬉しいなと思って、今回「走る豚と牛ヒレ肉、牛熟成肉の組み合わせセット」を商品として作りました。 「いのち」をいただくことに感謝しながら、「走る豚」をご賞味ください。
- ①武藤さんが養豚の始めた時期と経緯
- 養豚はお父さんが初めて50年ほど。勝典さんは15年ほど。
- ②走る豚の飼育を始めた時期
- 2002年頃から現在の放牧スタイル
- ③養豚の規模、走る豚の飼育数
- 東京ドーム3個分の敷地に150頭。 15頭のグループをそれぞれの放牧地に10グループにわける。 放牧地は30か所。 出荷したら土地を休めるローテーション。 環境負荷を与えないための工夫。
- ④走る豚は武藤さんところのブランド?
- やまあい村の豚=はしる豚
- ⑤武藤さんところで養豚以外の事業
- 無農薬米、無農薬野菜(一部自然栽培)、有精卵、原木生椎茸、 原木乾燥椎茸、無農薬栗、時々山菜やこんにゃく芋育てています。
- ⑥コロナの影響
- 飲食店向けが29%減少。今後は販路拡大が課題。